芸術の秋。青森県は意外とアート溢れる街でもあります。
今回は小さい頃から八甲田山のバックカントリーにも参加している子が、大人になって再び遊びに来てくれるようになり、今は映像監督というクリエイティブなお仕事なので建築物にも興味を持っているそうで、県内にある建築物巡りに訪れてくれました。

特に弘前市は前川國男さんという日本を代表する建築家の方の作品が多くあり、お母様が旧弘前藩士の家系でゆかりがあるためだとか。
私も素人ながらアートや建築物が好きで、一緒に行きたい!ということで付いていきました。

弘前市にある前川國男さんの作品は全部で8件あり、そのうち代表的な木村産業研究所、弘前市市役所、弘前市民会館を巡りました。
1つ目は木村産業研究所。ル・コルビュジェ(フランスの建築家)に師事後、日本で初めて手掛けた作品だそうで、登録有形文化財にも指定されています。
建物は思ったより小ぶりで、住宅街にひっそりと佇んでいます。
白亜の建物と言われているだけあり白さは健在で、玄関の吹き抜けなどに鮮やかな赤色を配色しているため、白さが際立っていました。
所々建物の傷みがあったので、今後も大切に残っていくといいなと感じました。
2つ目は弘前市庁舎。普段目にしている建物が前川さんの設計だと初めて知って、改めて弘前市との縁が深いんだなと感じました。
こちらは建物の直線美と、今ではなかなかお目にかかれないタイル張りの床が美しく、開放的な空間の中に2階につながる階段も存在感がありました。

3つ目は弘前市民会館、ここも直線美と空間美が合わさった前川さんらしい設計ですが、鮮やかな色を散りばめていて、コンクリートでも温かみを感じられる空間でした。そして以前からずーっと訪れたかった喫茶室batonにやっと来店!
期待以上に素敵な空間で、なんと奈良美智さんの作品もある!食事もデザートも美味しくて大満足でした。

翌日の予定はさすが男子。釣りもしたいと言っていていたため、うちの親方登場で岸壁釣りに。今日の夕飯のたんぱく質となるため全員真剣にキャストしますが、この日も渋い…。私は小鯵2匹釣って飽きて離脱w。二人で何とか粘って、隣のおじさんからもらったりして、無事夕飯確保。
今回も楽しかった~。

自然遊びの他に、アートや建築物巡りもできる、魅力ありふれた青森県へぜひお越しください。

木村産業研究所の玄関吹き抜け
赤色と窓枠の青みがかったグレーの色が良いセンス
弘前市庁舎
弘前市民会館のロビー。天井のシャンデリアが特徴
喫茶室batonにある奈良美智作品
パンケーキ美味。
弘前れんが倉庫美術館にも行きました
良い天気で釣り日和
渋い…。
石鯛ゲット!
親方本日渾身の釣果w